【昔はよく間違えたものだ】used toの使い分け

「昔はこの川でよく泳いだもんだ」とか「バイトに慣れてきました」など、日常的な事を英語表現する際に欠かせないフレーズがused to

しかし、これ、用法を混同して使っている英語学習者をよく見かけます。

それでは混同していないか確認です。

「彼女はエッセイを書くことに慣れている」を英語にすると、

A. She is used to writing essays.

B. She is used to write essays.

どちらが正解でしょうか?

use to 3つの用法

答えは A. She is used to writing essays.です。理由については最後に述べていますが、①から読み進めて下さい

①受動態用法(Be 動詞+used to+動詞の原形

まずはused toの受動態用法の解説をします。

例文と元になる能動態の文を見て下さい。

The pen is used to write essays.

そのペンはエッセイを書くために使われている。

She uses the pen to write essays.

彼女はエッセイを書くためにそのペンを使う。

受動態はイメージのフォーカスを変えるときなどに使われる用法ですね。

さて、受動態の例文にあるused useの過去分詞形、そしてto write essaysは「エッセイを書くために」という不定詞の副詞的用法です。

したがって、この用法のusedとtoは熟語ではありません。

なので 発音も「ユーズドゥ , トゥ」と区切られます。聞き分ける時のポイントですね。

②よく~したものだ用法(used to+動詞の原形

She used to write essays.

彼女はよくエッセイを書いたものだ。

このused to~ は「よく~したものだ」と、過去に習慣的に行われたことを表します。

見極め方は、Be動詞が使われていないこと、そしてここでのtoは不定詞として扱われるので動詞の原形が続くことです。

発音は「ユーストゥ」です。

③~に慣れている用法(Be 動詞+used to+名詞

She is used to writing essays.

彼女はエッセイを書くことに慣れている。

この用法の場合は、文にBe動詞を伴い、toは前置詞として扱われるので、続きには名詞(動名詞)が入るのが見分けるポイントです。

発音は「ユーストゥ」です。

ちなみにtoのあとに動詞の原形を入れてしまうと受動態用法になり、

She is used to write essays.

彼女はエッセイを書くために使われている。

・・・違った意味になってしまいますね。

これは、結構よく聞く間違いなので注意して下さい。

まとめ

① 受動態用法

Be 動詞+used to+動詞の原形(発音:ユーズドゥ , トゥ)

②よく~したものだ用法

used to+動詞の原形(発音:ユーストゥ)

③~に慣れている用法

Be 動詞+used to+名詞(発音:ユーストゥ)

この3つだけ覚えておけばもう間違えることはありませんよ。

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