前置詞はイメージでとらえる2

  1. I saw him at the station. 私はその駅で彼に会った。
  2. I saw him in the station. 私はその駅で彼に会った。

どちらが正しい英語だと思いますか?

答えは「どちらも正解」です。

ただイメージがまったく異なります。

"at"は「点」のイメージで、

"in"は「空間」のイメージです。

したがって、"at the station" は「その駅」を「点」として捉えるので、

その駅の「中」でも「入り口」でも「出口のちょっと外」でもかまいません。

それに対して、in the station は「その駅」を「空間」として捉えるので、

必ずその駅の「中」になります。

例えば「あの店でコーヒーを飲もうよ。」という時に

「あの店」を「点」として捉えれば、

Let’s have some coffee "at" the shop.

「あの店」を「空間」として捉えれば、

Let’s have some coffee "in" the shop.

です。

通常は「あの店」を空間と捉える必要はないので、

"at the shop"というイメージが強いでしょう。

She looked at me.「彼女は私を見た。」

“look at” をイディオムとして覚えていませんか?

何かを見る場合、通常「点」として見るので look at であることが多いのですが、

She looked to the future.「彼女は未来を見据えた。」(toは「方向」のイメージ)

She looked out of the window.「彼女はその窓の外を見た。」

She looked in the box.「彼女はその箱の中を見た。」

などなど、“look at”ではないことはしばしばあります。

前置詞はイメージで捉え、イメージで解決するのです。

時を表す前置詞もこのイメージで捉えます。

"at":点

"on":面

"in":空間

と、徐々に大きくなります。

したがって、

時を表す副詞のもっとも小さな単位である時間は:"at"

at 8:00「8時に」

次に、曜日などは:"on"

on Sunday「日曜日に」、on the 15th「15日に」

それ以上に大きくなったら:"in"

in September「9月に」、in summer「夏に」、in 2016「2016年に」

などなどです。

前置詞をイメージで捉えることの良さは「なぜその前置詞を使用するのか?」

納得することができ、自分でクリエイトできる楽しさです。

下の「前置詞のイメージの一覧」を参考にして、

自分でもイメージを“クリエイト”してください!

By 各務 乙彦

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