【移動の前置詞】toとforの使い分け
東京駅に停まっている電車に「大阪行き」を表示するには
A.To Osaka
B.For Osaka
どちらが正しいでしょうか?
“to”と“for”は共に地点の移動で使われる前置詞ですが、ニュアンスに違いがあります。
“to” →到着点に視点
Tom went “to” Osaka.「トムは大阪に行った。」
went(go)は到着点に重きがある動詞なので、前置詞は“to”を使用し、おそらくトムはもう大阪に着いています。
“for”→出発点に視点
Tom left “for” Osaka.「トムは大阪に向かった。」
“leave”は出発点に重きがある動詞なので、前置詞は“for”を使用し、おそらくトムはまだ大阪に着いていません。
次に誰かにプレゼントをあげる場合を考えてみましょう。
This is a present “to” you.
と言ったら、相手はちょっと困惑するかもしれません。
なぜなら、誰からの何のためのプレゼントなのかハッキリしないからです。
でも、
This is a present “for” you.
だと、このプレゼントは今渡している人から発していて、その人の気持ちが込められていることがわかります。
“for”が“(誰々の)ために”という意味に発展するのもこのためです。
これで、東京駅に停まっている電車に付いている「大阪行き」は
A.To Osaka
B.For Osaka
どちらで表示すれば正しいかが分かったと思います。
そう、視点は出発点にありますからBのFor Osakaが正解です。
by 各務 乙彦
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