【国際コミュニケーション】日本人とアメリカ人の文化的背景による違い

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 high context culture

「背景という垣根が厚くて高い文化」

 low context culture

「背景という垣根が薄くて低い文化」

日本はhigh context cultureの典型です。

ほとんどの人が厚くて高いほぼ同じ文化的背景を共有しているので、日本人同士では、言葉なしの「あ・うん」の呼吸で通じて、外国人にとっては、日本人との意志疎通においてこの巨大な垣根に阻まれることが多いのです。

それに対してアメリカはlow context cultureの典型です。

多民族・多文化で共通の背景の垣根が薄くて低いので、外国人でも比較的短時間でその文化に馴染める代わりに、相手に物事を伝えるのに省略はせずに、内容そのものすべてをしっかりと伝達する必要があるのです。「あ・うん」の呼吸はほとんど通用しません。

例えばアメリカ人に何かを頼む場合、日本人に頼むように「これお願いね」ではなく、その仕事の「どこからどこまでを」「いつまでに」「どのように」行うのか、などなどを正確に伝えることがとても大切なのです。

もちろん付き合いの長さなどによって状況は変わりますが、high context cultureとlow context cultureの違いの基本線はしっかり抑えておくことは、トラブルを未然に防ぐためにも、とても大切です。

今週で「文化の違い」シリーズを終わります。異文化の違いを知り、相互理解を深める一助にしていただけたら幸いです。

by 各務 乙彦

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