数えられる名詞、数えられない名詞【抽象名詞編】

前回、英語には数えられる名詞「可算名詞」:“Countable Noun”と、数えられない名詞「不可算名詞」:“Uncountable Noun”があり、輪郭を基準としてこれらを見分ける方法をお伝えしました。

数えられる名詞、数えられない名詞(物質編)

英語の名詞には、数えられるもの(可算名詞)と数えられないもの不可算名詞(数えられない)が存在します。 日本語にはない概念なので、なかなか腑に落ちず、ずっと悩みの…

しかし「経験」や「オピニオン」などの輪郭のない抽象的な名詞にもかかわらず可算名詞として扱われているものがあります。これはどう見分ければよいのでしょうか・・?

大前提

抽象的・概念的な名詞は物理的な輪郭がないため、基本「不可算名詞」と考えます。

抽象名詞の可算化

しかしながら、多くの抽象名詞は可算不可算の両方の用法ができます。

change「変化」、experience「経験」、failure「失敗」、form「形状」、noise「騒音」、sound「音」、opinion「意見」、life「生活」、birth「誕生」、death「死」、disease「病気」、 pain「苦痛」、conversation「会話」、attack「攻撃」、war「戦争」、victory「勝利」、suicide「自殺」、desire「願望」、doubt「疑い」、fear「不安」、hope「希望」、analysis「分析」、interest「興味」 など

どういう場合にこれらの名詞が可算名詞として扱われるのでしょうか?

例を2つ見てイメージを掴んでみましょう。

opinion

I have three opinions.

私は3つの意見を持っています。

意見が明確化して、抽象性がなくなっている様子です。

This is general opinion.

これが世論です。

「これが世の多数の意見だ」と言われても、抽象的でふわっとした感じですよね。

experience

I had many excellent experiences during the trip.

私はその旅行の間に多くの素晴らしい経験をした。

期間・行動が絞られているので、ここでの「経験」は抽象性がなく具体的です。

Experience is the best teacher.

経験は最良の教師。

人類60億人それぞれの人生があり、それぞれが経験することもバラバラなので全くもって抽象的です。

このように抽象名詞であっても、具体的であり、明確なものは

イメージがはっきりしている=輪郭がある

とみなされ可算化されます。

間違いやすい不可算名詞

最後に日本語では頻繁に数えられてしまうので、特に間違いやすくなっている不可算名詞を紹介します。

これらはイメージが明確化しないと考えられているため可算名詞にならないので注意が必要です。

advice「アドバイス」、information「インフォメーション」、work「仕事」、homework「宿題」、evidence「証拠」、fun「楽しみ」、knowledge「知識」、damage「損害」、help「助け」など

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