英語がペラペラになるまで何時間かかる?レベル別目安や時間を短くするコツまで徹底解説!
英語を学び直そうと思ったとき、「ペラペラになるまで、何時間くらい勉強すればいいのだろう?」と気になる方は多いのではないでしょうか。
ただし、英語が「ペラペラ」と感じられる水準は、日常会話を楽しみたいのか、仕事の会議や商談で自分の意見を伝えたいのかなど、目標によって異なります。
また、必要な学習時間は、現在の英語力やこれまでの学習経験によっても変わるため、誰にでも当てはまる数字があるわけではありません。
本記事では、英語がペラペラになるまでに必要な学習時間の目安をレベル別に紹介し、目標までの時間を短くするための学習方法やコツを解説します。
【目標レベル別】英語がペラペラになるまでの時間の目安

英語が「ペラペラ」といっても、日常会話ができる程度を目指すのか、仕事の会議や商談で自分の意見を伝えたいのかによって、必要な英語力は異なります。
Cambridge English Support Siteに掲載されている「Guided learning hours」では、初心者から各CEFRレベルに達するまでに必要な「指導を伴う学習時間」の目安が示されています。
目標とする英語力ごとの学習時間の目安は、次の通りです。
- 身近な話題:約350〜400時間
- 仕事の話題:約500〜600時間
- 専門的・抽象的な話題:約700〜800時間
以下からは、それぞれの時間でどのような英語力を目指せるのか、詳しく解説します。
身近な話題:約350〜400時間
英語で身近な話題について会話できるようになるには、初心者から累計約350〜400時間の学習が1つの目安です。
累計約350〜400時間の学習は、英語力を6段階で表す「CEFR(セファール)」のB1に相当する水準です。
たとえば、旅行先で道を尋ねたり、休日の過ごし方を話したり、自分の経験や希望を簡単な英語で伝えたりできるようになることが目標となります。
ただし、B1に達しても、難しい話題や速い英語での会話には対応しきれない場合があります。
まずは、身近な話題について、相手の質問を理解しながら自分の言葉で答えられることを目指しましょう。
仕事の話題:約500〜600時間
仕事でも英語を使ってやり取りできるようになるには、初心者から累計約500〜600時間の学習が1つの目安です。
累計約500〜600時間の学習は、CEFRのB2に相当し、ある程度複雑な話題についても、自分の考えを英語で説明したり、相手と意見を交わしたりできる水準です。
たとえば、英語で会議に参加して質問する、自分の担当業務について説明する、海外の取引先と仕事の進め方について話し合うといった場面が考えられます。
ただし、同じ仕事でも、簡単な報告をする場合と、複雑な条件交渉を行う場合では、求められる英語力が異なります。
仕事で英語を使いたい方は、会議で発言する、取引先に商品を説明するなど、実際に英語が必要になる場面を具体化して、目標を決めてみてください。
専門的・抽象的な話題:約700〜800時間
専門的な内容や複雑な話題についても、英語でスムーズに意見を交わせるようになるには、初心者から累計約700〜800時間の学習が1つの目安です。
累計約700〜800時間の学習は、CEFRのC1に相当し、難しい内容を理解しながら、言いたいことを比較的自然に表現できる水準です。
たとえば、専門分野について詳しく説明したり、会議で複雑な問題を議論したり、相手の意見を踏まえて自分の考えを伝えたりすることが目標となります。
ただし、C1に達したからといって、あらゆる話題を完璧に話せるわけではありません。
また、仕事で必要な英語が特定の業務に限られる場合は、必ずしもC1まで目指す必要はありません。
学習時間をできるだけ短くしたい方は、まず自分の仕事で使う英語を優先し、必要な表現から身につけていきましょう。
「英語ペラペラになるまで○時間」の数字が専門家ごとに違う理由

英語がペラペラになるまでの時間を調べると、500〜600時間、1,000時間、2,000時間以上など、さまざまな数字が出てきます。
こうした数字に違いがあるのは、目標とする英語力や学習時間の数え方、学ぶ人の条件などが異なるためです。
特に、学習時間の数字を見る際に知っておきたいポイントは、次の通りです。
- CEFRの学習時間はレベル到達までの目安だから
- 「学校で学んだ時間」を含む場合があるから
- FSIの2,200時間はそのまま日本人の英語習得時間ではないから
以下からは、それぞれの違いについて詳しく解説します。
CEFRの学習時間はレベル到達までの目安だから
英語の学習時間を考える際は、どの程度の英語力を目標にしているかが重要です。
たとえば、先ほど紹介した約350〜400時間はCEFRのB1、約500〜600時間はB2、約700〜800時間はC1に達するまでの累積学習時間の目安です。
ただし、CEFR自体が必要な学習時間を定めているわけではありません。
また、こうした数字は、初心者から授業などで指導を受けながら学んだ場合の目安であり、独学の時間や日常生活で英語に触れた時間をすべて含むものではありません。
「学校で学んだ時間」を含む場合があるから
英語の学習時間は、中学・高校などで学んだ時間を含めて考えるかどうかによっても変わります。
たとえば、初心者から500時間という目安があっても、学校で英語を学んだ経験がある社会人が、今から追加で500時間勉強しなければならないとは限りません。
ただし、学校で学んだ時間をそのまま差し引けばよいわけでもありません。
英文を読めても、会話になると言葉が出てこない方もいるためです。
これまでの学習経験だけで必要な時間を判断せず、まずは現在どの程度英語を聞き取れるのか、自分の言葉で話せるのかを確認してみてください。
FSIの2,200時間はそのまま日本人の英語習得時間ではないから
英語学習について調べると、「英語を話せるようになるには2,200時間かかる」という説明を見かけることがあります。
しかし、2,200時間を日本人が英語を習得するまでの時間として、そのまま受け取るのは適切ではありません。
2,200時間は、米国国務省の外国語研修機関であるFSIが示した数字です。
米国国務省の「Foreign Language Training」では、英語を母語とする人にとって日本語などは習得が特に難しい言語に分類され、研修期間の目安は88週間、授業時間は2,200時間とされています。
つまり、日本語を母語とする人が英語を学ぶ場合の時間ではありません。
また、学習する人の条件や目標とする語学力も異なるため、同じ時間が必要になるとは限りません。
英語がペラペラになるまでの時間を短くするために見直したい5つのこと

英語がペラペラになるまでの時間をできるだけ短くするには、ただ勉強時間を増やすだけでなく、現在の英語力や学習方法を見直すことが大切です。
特に意識したいポイントは、次の5つです。
- 現在の英語力と目標までの差
- 1日に確保できる学習時間
- 学習時間の使い方
- 日本語と英語での文の組み立ての違い
- 英語を使う目的・期限
以下からは、それぞれのポイントについて詳しく解説します。
現在の英語力と目標までの差
目標とする英語力に到達するまでに必要な学習時間は、現在の英語力によって異なります。
たとえば、中学英語の基礎から学び直す方と、英文は読めるものの会話が苦手な方では、優先して学ぶ内容が違います。
現在の英語力に応じて、どのような学習に時間を使えばよいのかをまとめると、次の通りです。
| 現在の英語力 | 優先して身につけたい力 | 学習時間の使い方 |
|---|---|---|
| 基本的な単語や文法を忘れている | ・中学英語の基礎知識 ・簡単な英文を作る力 |
単語や文法を復習しながら、短い英文を話す練習にも時間を使う |
| 英文は読めるが、会話になると言葉が出てこない | ・英文をすばやく組み立てる力 ・英語を聞き取って答える力 |
知っている単語や文法を使い、実際に話す練習を増やす |
| すでに仕事で英語を使っている | ・複雑な内容を説明する力 ・業務に必要な表現 |
会議や商談など、苦手な場面を中心に練習する |
すでに理解できている内容を最初から繰り返すと、その分だけ学習時間が長くなることがあります。
まずは、自分がどの程度英語を聞き取れるのか、何を話せるのかを確認し、不足している部分から学習を始めましょう。
1日に確保できる学習時間
英語がペラペラになるまでの期間は、1日にどれくらい勉強できるかによっても変わります。
たとえば、毎日30分勉強する方と2時間勉強する方では、同じ学習時間を積み重ねるまでにかかる期間が異なります。
1日の学習時間ごとに、1年間で積み重ねられる時間をまとめると、次の通りです。
| 1日の学習時間 | 1年間の学習時間の目安 | 特徴 |
|---|---|---|
| 30分 | 約182時間 | 忙しい方でも取り組みやすい一方、まとまった学習時間を確保するには長い期間が必要 |
| 1時間 | 約365時間 | 仕事や生活と両立しながら、学習時間を積み重ねやすい |
| 2時間 | 約730時間 | 短期間で多くの学習時間を確保できる一方、継続するための工夫が必要 |
※上記の学習時間は、毎日欠かさず学習した場合の単純計算です
また、ここで示した年間学習時間と、先ほど紹介したCEFRレベル別の学習時間は、必ずしも同じ条件で比較できるものではありません。
CEFRレベル別の時間は、授業や指導を受けながら学ぶ場合の目安です。
そのため、毎日2時間勉強して年間730時間に達したからといって、必ずC1レベルになるわけではありません。
実際に英語が上達する速さは、学習内容や現在の英語力によって異なります。
早く英語を身につけたいからといって、無理に長時間の学習を続けようとすると、負担が大きくなる場合があります。
まずは、通勤前の30分や帰宅後の1時間など、無理なく続けられる時間を確保してみてください。
また、半年後の海外赴任など、英語が必要になる時期が決まっている方は、そこから逆算して1日の学習時間を考えましょう。
私たちグローバルスクエアでは、授業に加えて動画教材による事前学習も取り入れています。
仕事と両立しながら英語を学びたい方は、ぜひグローバルスクエアの無料体験レッスンや個別説明会にご参加ください。
学習時間の使い方
長時間勉強しているのに英語をうまく話せない場合は、学習時間の使い方を見直すことも大切です。
たとえば、単語や文法を覚えることに多くの時間を使っていても、実際に英文を作って話す練習が少なければ、会話の際に言葉が出てこないことがあります。
学習時間を有効に使うために、次のポイントを確認してみましょう。
- 単語や文法を覚えるだけでなく、自分で英文を作る練習をしているか
- 英語を聞くだけでなく、実際に声に出して話しているか
- 会話中に言えなかった表現を、後から復習しているか
- すでに理解している内容ばかり繰り返していないか
- 覚えた単語や表現を、実際の会話で使っているか
特に、仕事で英語を使う予定がある方は、自己紹介や日常会話だけでなく、会議で意見を伝える、業務の進捗を報告するなど、実際に必要になる場面を想定した練習が役立ちます。
限られた学習時間を有効に使うためにも、知識を覚える時間と、覚えた英語を実際に話す時間の両方を確保しましょう。
日本語と英語での文の組み立ての違い
英語を話せるようになるには、日本語と英語の文の組み立て方の違いを理解することも大切です。
たとえば、「私は英語を勉強します」という日本語では、「は」「を」などの助詞が言葉同士の関係を示しています。
一方、英語では「I study English.」のように、主語・動詞・目的語の並び方が重要です。
日本語で考えた内容をそのまま英単語に置き換えようとすると、英文の構造が崩れ、会話中に言葉が出てこないことがあります。
そのため、英語を話せるようになるには、主語や動詞を軸に英文を組み立てる仕組みを理解する必要があります。
単語や文法を知っていても、会話中にすぐ英文が出てこない方は、英語の語順で文を組み立てる練習が不足しているのかもしれません。
まずは「私は~する」「私は~が欲しい」「私は~だと思う」など、日常生活や仕事でよく使う短い英文を繰り返し声に出してみてください。
少しずつ表現を増やしながら、伝えたいことを英語の語順で組み立てる練習を続けましょう。
英語を使う目的・期限
目標とする英語力に効率よく近づきたい方は、英語を使う目的と、いつまでに話せるようになりたいのかを明確にすることも重要です。
たとえば、海外旅行で困らない程度の会話力を身につけたい方と、海外赴任先で会議を進行したい方では、必要な英語力や学習内容が異なります。
英語を使う目的が決まっていれば、優先して覚える単語や表現を絞りやすくなり、限られた時間を有効活用できます。
また、40代・50代から英語を学び直す場合でも、年齢だけで目標に到達するまでの時間が決まるわけではありません。
これまでの学習経験や現在の英語力、日々の学習時間などによっても変わります。
仕事や転職、海外赴任などをきっかけに英語が必要になった方は、「半年後までに英語で自己紹介や業務説明ができるようになる」「1年後までに海外の取引先と会話できるようになる」など、具体的な目標を決めてみてください。
そのうえで、目標までに必要な学習内容と残された期間を確認し、無理なく続けられる学習計画を立てましょう。
英語は「何時間勉強すればペラペラになるか」が断定できるものではない

英語がペラペラになるまでに必要な時間は、現在の英語力や学習方法、目標とする会話の水準によって異なります。
たとえば、日常会話を楽しみたい方と、仕事の会議や商談で自分の意見を伝えたい方では、必要な学習時間が同じとは限りません。
また、単語や文法を知っていても、実際の会話になると言葉が出てこない方もいます。
こうした状況は、知っている英語を使い、その場で英文を組み立てる練習が不足しているために起こる場合があります。
そのため、英語を早く話せるようになりたい場合は、勉強時間を増やすだけでなく、学習内容や練習方法を見直すことも大切です。
まずは、日常会話や仕事でどのような英語を話せるようになりたいのかを明確にし、現在の英語力との差を確認しましょう。
そのうえで、必要な単語や文法を学ぶ時間と、実際に英語を話す練習時間をバランスよく確保し、目標に向けて学習を続けてみてください。
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