英会話教室は大人には意味ない?効果を感じにくい理由と意味ある学びにするコツを徹底解説
大人になってから英語学習を始めても、年齢だけを理由に「意味がない」と考える必要はありません。
大切なのは、ネイティブ並みの英語力にこだわるのではなく、仕事や生活で必要な英語力をはっきりさせ、英会話教室でのレッスンと自宅での学習を組み合わせることです。
この記事では、大人が英会話教室を「意味ない」と感じる理由や、教室に通うメリット、英語力を着実に伸ばすための学習方法を詳しく解説します。
大人が英会話教室に通っても意味がないわけではない

大人になってから英語を学び始めても、年齢だけを理由に英会話教室が無意味になるわけではありません。
2018年に『Cognition』に掲載された研究では、669,498人のデータから、英文法を学ぶ力は17.4歳ごろまで高く保たれ、その後は徐々に低下する傾向が示されました。
We address both limitations with a dataset of unprecedented size (669,498 native and non-native English speakers) and a computational model that estimates the trajectory of underlying learning ability by disentangling current age, age at first exposure, and years of experience. This allows us to provide the first direct estimate of how grammar-learning ability changes with age, finding that it is preserved almost to the crux of adulthood (17.4 years old) and then declines steadily.
【日本語訳(当社訳)】
本研究では、英語を母語とする人と母語としない人を合わせた669,498人という、これまでにない規模のデータを分析しました。また、現在の年齢、英語に初めて触れた年齢、学習経験年数の影響を分けて分析することで、従来の研究にあった2つの課題に対応しました。
その結果、英文法を学ぶ能力が年齢とともにどう変化するかを初めて直接推定でき、英文法を学ぶ能力は17.4歳ごろまで維持され、その後は徐々に低下することが分かりました。
引用元:MIT Open Scholarship「A critical period for second language acquisition: Evidence from 2/3 million English speakers」
大人には、仕事や転職、海外赴任など、英語を学ぶ目的を具体的に決めやすいという面もあります。
会議で意見を述べる、海外拠点へ進捗を説明する、商談で条件を確認するといった場面まで目標を具体化すれば、自分が何を学ぶべきかも把握しやすくなります。
ただし、英会話教室へ通うだけで話せるようになるわけではありません。
大人になってから英語を学ぶ場合は、自分が何を話せるようになりたいのかを明確にし、授業で学んだことを日常の学習でも繰り返し練習することが大切です。
まずは「会議で自分の意見を伝えたい」「海外赴任先で業務の説明ができるようになりたい」など、英語を身につける目的を具体的にしてみてください。
大人が英会話教室を「意味ない」と感じる理由

大人が英会話教室に通っても成果を感じにくい場合、年齢だけでなく、普段の学び方や授業内容が影響していることがあります。
よくある理由は、次の通りです。
- レッスンを受けるだけで自宅では学んでいないから
- 基礎が足りないまま会話だけを繰り返しているから
- 自分が話す時間や間違いを直してもらう機会が少ないから
- 目的や現在のレベルと授業内容が合っていないから
- 「短期間で流暢に話せること」だけを成果にしているから
- 通い方が生活に合わず学習を続けられないから
ここからは、それぞれについて詳しく見ていきましょう。
レッスンを受けるだけで自宅では学んでいないから
週に1~2回のレッスンだけでは、英語に触れる時間が限られます。
ウェスタン・オンタリオ大学のSu Kyung Kim氏とStuart Webb氏が2022年に学術誌『Language Learning』で発表したメタ分析でも、学習を1回にまとめるのではなく、時間を空けて繰り返す「分散学習」に効果があることが示されています。
We retrieved 98 effect sizes from 48 experiments (N = 3,411).
(中略)
spacing had a medium-to-large effect on second language learning
【日本語訳(当社訳)】
48件の実験(参加者合計3,411人)から、学習効果の大きさを示す98件の数値を収集しました。
(中略)
学習する間隔を空けることは、第二言語の学習に中程度から大きな効果がありました。
引用元:Su Kyung Kim・Stuart Webb(2022年)「The Effects of Spaced Practice on Second Language Learning: A Meta-Analysis」、Language Learning、第72巻第1号、269~319頁(DOI:10.1111/lang.12479)
英会話教室に通う場合も、レッスンを受けて終わりにせず、別の日に習った単語や英文を思い出す時間を作ることが大切です。
長時間勉強するのが難しければ、習った英文を声に出す、単語を見直す、自分で英文を作るなど、短時間でも復習を続けましょう。
基礎が足りないまま会話だけを繰り返しているから
単語や基本文法、英文の組み立て方が身についていないと、相手の話を理解できても、自分の返事を英文にできないことがあります。
トロント大学のNina Spada氏とYasuyo Tomita氏が2010年に『Language Learning』に発表した41件の研究のメタ分析では、英語の単純な文法項目と複雑な文法項目の双方で、規則や形式を明示的に学ぶ指導が、暗黙的指導より大きな効果を示しました。
The instructional treatments were classified as explicit or implicit following Norris and Ortega (2000). The results indicate larger effect sizes for explicit over implicit instruction for simple and complex features. The findings also suggest that explicit instruction positively contributes to learners’ controlled knowledge and spontaneous use of complex and simple forms.
【日本語訳(当社訳)】
指導方法は、NorrisとOrtega(2000年)の分類に従い、文法の規則などを明確に説明する「明示的指導」と、規則を明確には説明しない「暗黙的指導」に分けられました。
分析の結果、単純な文法項目と複雑な文法項目のどちらについても、明示的指導のほうが暗黙的指導より大きな学習効果を示しました。
また、明示的指導は、学習者が文法の知識を意識的に活用する力だけでなく、簡単な文法や複雑な文法を自発的に使う力の向上にも役立つことが示唆されました。
引用元:Language Learning「Interactions Between Type of Instruction and Type of Language Feature: A Meta-Analysis」
会話の回数を増やすだけではなく、なぜ言葉が出てこないのかを振り返ることも重要です。
単語が分からないのか、語順や時制で迷うのか、主語と動詞から英文を組み立てられないのかを確認し、足りない基礎を学び直しながら練習を続けましょう。
自分が話す時間や間違いを直してもらう機会が少ないから
英会話教室に長く通っていても、講師の説明を聞く時間が大半を占めていれば、自分で英文を考えて話す練習は十分にできません。
また、英語を話す時間だけでなく、間違いを指摘してもらえるかどうかも重要です。
体験レッスンなどでは、自分が英語を話せる時間がどの程度あるか、間違えたときに具体的に直してもらえるか、直した英文をもう一度自分で言えるかまで確認してみてください。
目的や現在のレベルと授業内容が合っていないから
旅行で簡単な会話をしたい方と、海外赴任先の会議で仕事の状況を説明したい方とでは、身につけるべき英語が異なります。
英会話を学ぶという目標だけでは、何を練習すべきかが曖昧になりやすくなります。
「海外拠点との会議で進捗を説明する」「聞き取れなかった内容を英語で確認する」など、実際に英語を使いたい場面まで具体的に考え、自分の目的と現在の英語力に合った授業か確認しましょう。
「短期間で流暢に話せること」だけを成果にしているから
短期間で流暢に話せるようになったかだけで判断すると、学習中に生まれている小さな変化を見落としやすくなります。
たとえば、「質問に1文で答えられた」「聞き取れないときに英語で聞き返せた」「会議で結論と理由を続けて伝えられた」といった変化も英語力が伸びているサインです。
特に仕事で英語が必要な場合は、流暢さだけを目標にせず、実際の業務を英語でどこまでこなせるようになったかも振り返りましょう。
通い方が生活に合わず学習を続けられないから
仕事や家庭の予定とバランスが取れないと、授業内容が自分に合っていても、通うこと自体が負担になってしまいます。
教室を選ぶときは、通学にかかる時間、授業の曜日・時間帯、振替制度やオンライン受講の有無、自宅での学習時間も確認しておくことが大切です。
自分の生活スタイルに合っていて、無理なく英語学習を続けられるか確認しましょう。
英会話教室を「意味ない」と感じる大人が知っておきたいメリット

英会話教室では、相手の発言を聞いてその場で返事を作る練習や、自分では見つけにくい間違いの確認ができます。
大人が英会話教室に通う主なメリットは、次の通りです。
- 実際に相手と英語で話す機会を作れる
- 自分では気づきにくい間違いを直してもらえる
- 学習を続けるきっかけを作りやすい
- 自分のレベルに合った順番で学びやすい
ここからは、それぞれのメリットを確認してみましょう。
実際に相手と英語で話す機会を作れる
単語や文法は一人でも学べるものの、相手の発言を聞き、その場で内容を理解して、自分で英文を作って返す練習には対話相手が必要です。
仕事で英語を学ぶ人にも、実際に話す場は重要です。
英会話教室なら、講師やほかの受講生との会話を通じて、覚えた単語や文法を実際に使う機会を作れます。
知識を覚えるだけで終わらせず、自分で英文を作って相手に伝える練習を重ねましょう。
自分では気づきにくい間違いを直してもらえる
一人で英語を話す練習をしていると、語順や時制、発音、表現が間違っていても、そのまま正しいと思って繰り返す場合があります。
大切なのは、間違いを指摘してもらうだけで終わらせないことです。
どこを間違えたのかを理解し、正しい英文を自分で作り直して、もう一度声に出すことで次の会話につなげやすくなります。
体験レッスンでは、間違いを具体的に直してもらえるか、直した英文を自分でもう一度言える時間があるかを確認しましょう。
学習を続けるきっかけを作りやすい
授業日が決まっていると、「授業までに予習する」「授業後に言えなかった英文を作り直す」といった学習の区切りを作りやすくなります。
英会話教室へ通う時間だけで学習を終わらせず、授業を普段の学習につなげることが大切です。
たとえば、授業前に予習し、授業後には言えなかった英文や新しく習った表現を復習すると、英語に触れる機会を増やせます。
授業日を基準にして、無理なく続けられる予習と復習の時間も予定に入れておきましょう。
自分のレベルに合った順番で学びやすい
自分一人で学ぶ場合、教材を次々と変えながら「単語を増やすべきか、文法をやり直すべきか、もっと会話するべきか」と迷うことがあります。
たとえば、単語はある程度知っているのに話せない場合でも、原因が語彙不足なのか、文法の理解不足なのか、英文を組み立てる練習が足りないのかを自分だけで判断するのは簡単ではありません。
現在の英語力や目標を確認したうえで学習内容を提案してもらえる英会話教室なら、基礎から学び直すのか、英文を作る練習を増やすのか、実際に話す練習を増やすのかを相談できます。
入会前には、自分の英語力をどのように確認し、どのような順番で学んでいくのかを聞いてみましょう。
英会話教室が意味ないことはなく、向いている大人の特徴

英会話教室は、独学では英語を話す機会が少ない方や、自分の弱点や学習の進め方に悩んでいる方に向いています。
具体的には、次のような方が挙げられます。
| 英会話教室が向いている人 | 英会話教室が向いている理由 |
|---|---|
| 実際に英語を話す相手や機会が少ない人 | 講師やほかの受講生を相手に、その場で英文を作って返す実践を重ねられるため |
| 自分の間違いや弱点を一人では見つけにくい人 | 語彙、文法、聞き取り、語順、英文の組み立てなど、つまずいている部分を指摘してもらえるため |
| 仕事などで必要な英語は明確でも、何から優先して学べばよいか迷う人 | 会議、商談、海外赴任などの目的と現在の英語力に合わせて、優先する内容を絞りやすいため |
| 一人では英語学習を後回しにしやすい人 | 定期的な授業や予習・復習を学習の区切りにして、英語へ触れる習慣を作りやすいため |
特に仕事で英語を学ぶ場合は、漠然と英会話力を伸ばそうとするのではなく、実際の業務で必要な英語を明確にすることが大切です。
会議で意見を伝えたい、商談で条件を確認したい、海外赴任先で業務を説明したいなど、英語を使う場面を具体的にしておきましょう。
私たちグローバルスクエア英語教室では、日本語と英語の文構造の共通点と相違点に着目し、英語だけでなく日本語も基本5文型で捉える独自の学習法を取り入れています。
英語と日本語の文の骨格を理解し、英文を組み立てる「文構造力」を重視した授業を行っています。
仕事で使う英語を学び直したい方や、英会話教室に通っても上達を感じられなかった方は、ぜひ無料体験レッスンで、グローバルスクエア英語教室の学習法を体験してみてください。
大人が英会話教室を意味ないものにしないためのポイント

英会話教室を意味ある学びにつなげるために意識したいポイントは、次の通りです。
- 目的・レベルに合う教室を選ぶ
- レッスン以外でも英語に触れる
- 話せない原因に合った練習をする
ここからは、それぞれについて詳しく見ていきましょう。
目的・レベルに合う教室を選ぶ
日常会話や旅行、仕事での会議、商談、海外赴任では、英語を使う場面によって必要な単語や表現、話す内容が異なります。
仕事のために学ぶなら、「海外拠点との会議で進捗を説明したい」「商談で条件を確認したい」など、誰とどのような場面で何を伝えたいのかまで決めておきましょう。
現在の英語力に合った授業かどうかも重要です。
「会議の内容は大まかに分かるが質問にすぐに答えられない」「英文メールは書けるが、会話では英文を組み立てられない」など、苦手な場面を具体的にすると、自分に必要な学習内容も見つけやすくなります。
教室を選ぶときは、以下の点を確認しましょう。
- 自分で英文を作って話す時間があるか
- 間違いを具体的に直してもらえるか
- 授業の難易度が自分に合っているか
クラスの人数や通いやすさ、オンライン受講の可否、自宅で取り組む学習内容も含め、無理なく続けられる教室か体験レッスンで確かめてみてください。
レッスン以外でも英語に触れる
レッスンで初めて単語や文法を知る状態では、限られた授業時間の多くを内容の理解に費やしてしまいます。
事前に教材に目を通し、分からない部分や講師に聞きたいことをまとめておけば、レッスンでは英文を作る、話す、間違いを直すといった練習に時間を充てやすくなります。
レッスン後の復習も欠かせません。
レッスンの日だけにまとめて覚えるのではなく、翌日や数日後にも習った内容を思い出す時間を作りましょう。
たとえば、レッスン前に単語や例文を確認し、授業中は自分で英文を作って話します。
言えなかった英文や講師に直してもらった英文は、授業後にもう一度声に出してみましょう。
予習、会話、修正、復習を繰り返すことで、レッスンで学んだ内容を実際の会話で使う練習につなげられます。
さらに、実際の会議や日常会話で使えた表現と、まだ使えなかった表現を記録しておくと、次に何を復習すべきか決めやすくなります。
話せない原因に合った練習をする
英会話教室で話す回数を増やしても、単語や文法を学んでいるのに英文が口から出てこないことがあります。
その場合は、「単語を思い出せない」「文法の使い方に迷う」「英文の語順が分からない」「間違いに自分で気づけない」など、どの段階で止まっているのかを確認することが大切です。
日本語では言いたいことが浮かぶのに、英語にしようとすると途中で止まる場合は、語順にも目を向けましょう。
英語では、主語や動詞などの並び方が文の意味に関わるため、文の構造を理解することが大切です。
一方、日本語では、「は」「が」「を」などの助詞が、言葉同士の関係を示しています。
日本語で考えた文をそのまま英単語へ置き換えようとするのではなく、まず主語と動詞を決め、英文の骨格を作る練習をしてみましょう。
長い英文を読むときも、すべての単語を順番に追うだけではなく、主語や動詞、目的語や補語を見つけて文の骨格を捉え、その後に周囲の説明を確認すると構造を理解しやすくなります。
自分がどこで止まっているのかを確認したうえで、原因に合った練習を取り入れていきましょう。
仕事で使う英語は「話す量」だけ増やしても身につくとは限らない!

英会話では、実際に話す機会を増やすことが大切です。
ただし、仕事では決まったフレーズを話すだけでなく、その場の状況に合わせて伝える内容を考え、英文にする必要があります。
たとえば、次のような場面です。
- 会議で突然意見を求められる
- 進捗について追加質問をされる
- 相手の説明で分からなかった部分を確認する
- 商談で条件や期限について質問する
- 海外拠点の担当者へトラブルの状況を説明する
たとえば、会議で想定外の質問を受けたとき、伝えたい内容が頭に浮かんでいても、英語の語順で文を組み立てられず、返答に詰まってしまうことがあります。
「もっと話す」だけで成果を感じられない方は、実際の業務でうまく答えられなかった質問や、説明できなかった内容を振り返り、必要な単語や英文の組み立て方を学び直してみましょう。
仕事で英語が必要なら「文構造力」から話せるようになる英会話教室を選ぼう

大人が英会話教室で成果を感じるためには、通うだけで終わらせず、目的や現在の英語力に合った学び方を選び、レッスン以外でも英語に触れることが大切です。
私たちグローバルスクエア英語教室では、日本語と英語の文構造の共通点と相違点を学び、英語だけでなく日本語も基本5文型で捉える「文構造力」を重視しています。
動画教材で事前学習をしたうえで、週1回70分の少人数授業で実際に英文を組み立てて話す練習を行います。
単語や文法は学んできたのになかなか上達を感じられない方や、何から学び直せばよいか分からない方は、ぜひ無料体験レッスンでご自身に合うか確かめてみてください。









